ZC31S 修復記 その3
ボーナスが出る前提で、先に商品を買いまして、お盆が来る前に修理をします。
慣れました
前回の続きで、オルタネーターの修理→リビルトに交換です。
リビルトとは?
壊れた中古を修理して販売する、中古以上・新品未満で、某オークションから手に入れました。今の壊れたオルタネーターを送り返す手間が必要ですが、修理がまだ先の中古がこの値段で・・・というのは魅力的で、実際のお客様相手の修理でもリビルト部品での修理が結構ありますし、オススメもしています。
電機を触るので、バッテリー外しは絶対です。
一旦家に持ち帰っていたので、また会社に持ってきました。
仮組みだったので、ここからのバラシは簡単です。
釣りでもよくバラシてますが・・・。
さくさくバラシます。
バッテリーを外して、LLCを抜きます。LLCを抜いてる間に外せるものは外していきます。赤いキノコを根元から外し、運転席側側面のねじ類を外します。
見えにくい位置にボルト&ナットはあります。
写真をどんどん撮りますが、後で見返すためです。でも、今回ボルトが一本余ってしまいました・・・。あまり意味が無かったかも・・・。
ここの奥のボルトをよく忘れます。
運転席側は余り外す部分は無いです。
スロットルボディーです
この周りは結構外すものが多いので注意が必要です。
ホース類は外してまとめておきます。
同じ径のホースが多いので注意
スロットルボディーを外します。外した序に、パーツクリーナーを染み込ませたウエスで内側を拭いておきます。
ここにEGRパイプとの取り付けが。
結構苦労するのが、EGRパイプ。内側にガスケットが入ってます。ボルトも見えない位置にあるので、手探りで外します。
ジャッキアップだと大変な場所
車両下から。インマニの裏のステーです。ボルト2本外しますが、ボルトが斜めに入ってますので角度が変えられるヘッドが有利です。
右前タイヤのカバーを外します。
オイルにじみが・・・。嫌な予感。
インマニのボルト&ナットを外すと、インマニが下せます。慣れたのか、撮影しながら1時間で下せました。
せっかくなので追加作業
いきなり外し後
下を外したら、上からインマニを留めているボルト&ナットを外したら、インマニを知恵の輪風に取り外します。すると、追加作業予定の箇所が見えてきます。
上下に2本あります。
この下のパイプにサーモスタッドが入ってます。ここまでバラしたので追加作業です。
上からのぞき込んでます。
上のパイプは引っこ抜ける状態にし、2本のパイプを留めている隠しボルトを最初に外します。
サーモが入ってる場所
ボルトは3本です。ここも外します。
助手席側に引っ張ります
エンジン本体横に、ラジエターホースを留めておくボルトがあるのでそれを外すと動かす余裕が出来ますので、力ずくでずらしてパイプとホースを外します。
向かって右が新品。
サーモスタッドを外しにかかりますが固着して中々外せません。ショックを与えながらペンチで挟んで引っこ抜きます。取り付けは、念の為グリスを薄く塗りジグルバルブという小さな突起が上を向くようにして押し込んで終了です。後は逆手順で組んでいきます。
いよいよ本来の仕事
これからやっと本来の整備に移ります。
ここも序で作業です。
オルタネーターを替える序でにベルトも交換する事にしたのですが、ファンベルトを外すならエアコンベルトを外す必要があります。エアコンベルトは見にくいですが、ここのプーリーを緩めます。
見にくい・・・。
ここにエアコンベルトのアジャスティングボルトがあり、ここを目一杯緩めるとベルトが外せます。
エアコンベルト・プーリー、下から。
これがリビルトのオルタネーターです。
ファンベルトは上のアジャスティングボルトを目一杯緩めてから
上のアジャスティングベルトを目一杯緩めてから、ベルトは外します。今回は更にオルタネーターまで外してますが・・・。
オルタネーターの取り付け
オルタネーターを取り付ける時、ステーのボルトも2本緩めてからオルタネーターを取り付け、ステーのボルトを本締めします。
上から
ベルトを取り付けて、各部ボルトを仮留めしてベルトをアジャスティングボルトを締め込んでいって張ります。
締め込んだらボルトの本締めです。
エアコンベルトも取り付け
やはり道具次第。
ベルトを張ったら後は組付けていくだけです。ここで、インマニのボルト入れでの一コマ。ロングノーズプライヤーでボルトを入れて指で回します。やはり道具は色々あった方がいいですね。
LLCまで入れると、バッテリーを繋いでキーオン状態で1分放置。キーオフにして、エアコンオフで20分するスロットル学習は終わります。エア抜きはしにくい車種なので、40分ほどアイドリングさせます。この後、最大暖房にしますが温風が出ません。試運転するとみるみるヒートしていき、Hの寸前まで上がりますが小さな段差を超えた瞬間に軽い音と共にみるみる温度が下がっていき、暖房もよく効きます。
なんとか終了となりました。中々長い整備でした。
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