ブレーキ関連の整備

2019年8月14日

当然、ブレーキ関連ですので参考にされるのはいいですが、自己責任でお願いします。

また、お金を安くする為に整備しようとお考えなら、「新車に乗る」から考えて整備はお金が掛かるので「オイル交換ですらお店に任せる」つもりでいましょう。

工具も意外と高い

KTC セット工具 ラチェットコンビネーションレンチ採用スタンダードセット チェストカラー:ソリッドレッドposted with カエレバ

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工具でもお金が掛かります。工具の話はまた後程しますが、新車は半額セールみたなものと書きましたが、工具セットは40%オフが多く工具セット購入→足りないものを安売りの時に購入というパターンがよく、オイル交換に使う工具→足りないからあれも買い足し→ある程度工具が揃ってきたからここまでの整備でもしてみようかな?→工具買い足し→結局セットを買っておけばよかった、なんてことになる事請け合いです。

例えばボルトを外そうとして、激安の工具で回して頭がなめてボルトの交換が必要になったとします。1本くらいならニシムタとかパワーコメリとかにあるからと買ってきてとりつけてはいけません。使われていたボルトと材質が違うと電蝕が起こり、今度は土台から交換が必要になるのでボルト1本だけ注文が必要となり、今付いているボルトは再使用できるようにある程度の工具の品質は確保する必要があります。

今回の整備 前後シールのオーバーホールとマスターのオーバーホール

今回、実は整備前に安売りしてたので工具をいくつか買い足していたのです。

京都機械工具 BR3L 9.5sq.ロングラチェットハンドルposted with カエレバ

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因みに購入したのはこちら。

安売りが多いのでオススメです。

その中でもこれで今回事件を起こしてしまいます。

今回オーバーホールしようと考えたのは、ブレーキホースをステンメッシュ製に交換するからです。これはアメリカ製で、勿論安売り品です。ZC31S用は他にも出ているので、ちゃんとしたメーカー物をオススメします。

ジャッキアップ、自分は会社でリフトに上げるのですが、リヤキャリパーのオーバーホールをするのでサイドブレーキのワイヤーを室内のレバー後ろから外します。

そうそう、ブレーキフリュードを抜くのを忘れないようにします。


先にマスターを外して、こちらは漬け置き洗いをしようかと早速新しいKTCのラチェットを使ってみます。さすがブレーキ関係、硬いなあと思いながらもこのためのロングラチェットと思い一気に力を加えます。

あっ

ボルト側がぽっきりいきました・・・。いつも使ってる工具はスナップオンなんかと同じ、ラチェットのレバーを左にすると緩め方向ですが、KTC・トネ等は締方向・つまり左右逆なんですがすっかり忘れてました。ブレーキマスターバック交換追加決定です・・・。


リフトアップしてタイヤを外し、キャリパーも外していきます。

リヤはサイドブレーキ用ワイヤーを外します。

前後ともにこのクリップを抜きます。

ブレーキラインの切り離しにフレアナット外しが必要ですが、後は14・17辺りの力がいるだけのボルト・ナットを外すとばらせます。

実はスマホ撮影なんですが、グローブをしてると一回一回手洗いし写真を撮ることになるのでかなり面倒臭く、ここまでで6時間掛かってます。本当はここからが撮影のし甲斐があるポイントなのですが、残り時間が少なく撮影なしで一気に済ませてます。

リヤ側はすごく面倒です。ゴム部分を外して新しいのに替えるだけなんですが、ピストンを回して外す必要があり、今回は特殊工具を使ってます。サイドブレーキ部のシールは半分入った状態で適当なソケットを当て抜け防止にしながら入れてます。シリンダーの中間シールは向きがあるので注意が必要です。

そして最大の難関はピストンシールです。先にシールを入れ、手順書ではシールをめくってピストンに入れピストンを回しながらセット、となっていますが不器用な自分には無理で、シールをめくってピストンに半分ほど入れ込みエアーを送ってシールをピストンに沿ってめくれるようにしてから入れ込みます。

フロントはびっくりする位簡単です。後は組み立てるだけですが、マスターが組めないのでこのまま手で動かして保管となります。

Posted by DT50