リールのオーバーホール

2019年8月19日

リールから異音がしたり、しゃりしゃり感が出てきたらオーバーホール時期です。

最初の頃に買ったバイオマスターは、3年以上使ったあたりから毎回オーバーホールしないとシャリシャリ感が出るようになりました。気にしなければいいのですが、どうしても気になってしまいます。

オーバーホール 準備編

分解してグリスアップして組むだけなので、基本は難しくないのですが、「元通りにする」のはコツを覚えておかないと大変です。

必ず、部品分解図を手に入れましょう。画面でなく紙ベースがやりやすいです。

今回はシマノのセフィアBB2500SDHです。

ごちゃごちゃしています

大きめのトレーは絶対にオススメです。100均にもありますが、自分は食品用トレーで500円位のやつです。

工具・グリス類です。

工具は+-ドライバーと精密ドライバーのマイナス、スパナ12mm、ピンセット(写真には無いですが本当は3本組)、100均の金属皿、ラジコン用のベアリング洗浄・注入器、同じくラジコン等に使う小物洗浄ケース、オイル入れ注射器、後は綿棒とキッチンペーパー、ティッシュ(本来はごみが出ない特殊タイプがいい)です。

グリスは、ドラグ専用と低粘度とスプレーとクロスギヤ等に使うモリブデングリス(シマノなのにダイヤ用でも使います)、オイルは低粘度とスプレー、エアダスター、車用と兼用のパーツクリーナー、PEにシュの代わりのスプレーが大体のセットです。

バイク用でも兼用可です。

モリブデンですから、容量があるタイプが良いです。普通のグリスとの使い分けは大量に使うかどうか、で合ってると思います。

シールドタイプのベアリングの手入れには必須

ラジコンショップで購入すると思うので、序で買いがオススメ

ネットで買いました。これはオススメです。

こちらはオイル。

ドラググリスで、この3種類はセットは購入オススメです。

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ドライバー類は安物でもいいのですが(精密ドライバーは100均の為写真に無い)、ベッセルやアネックス等の国産ものが安くてオススメです。ナメ易いので注意が必要です。

いよいよ分解

トレーにキッチンペーパーを敷きます。

分解はトレー内で行うようにすると、細かいものの紛失を防げます。

写真は手順を忘れないようにです。

小物類は皿にステップ毎に入れていきます。

手順は省いても、見えるネジを外していけばいいだけなので割愛します。ここの6角はスパナで回します。メガネレンチでもいいのですが、前にメガネでやっていてうっかり落としてメインシャフトをメガネでゆがめてしまった過去があり、スパナの方が出番が多いです。本来はメガネレンチがオススメです。

まだばらします。

スプールもばらします。ピンセットと精密ドライバーが必要です。

ベアリング洗浄、ちょうどいい内径部を選びます。選んだら蓋をします。

オープンタイプなので要らないのですが、使い方見本という事で。

こうやって、上の穴からパーツクリーナー又はグリスを入れます。

ここが心臓部。

洗浄・グリスアップ・組み立て

洗浄はこうやって行います。

心臓部はそのままパーツクリーナーを使ってきれいにします。

ワンウェイクラッチ部は洗浄・注油は禁止になってますので、取扱注意です。

きれいにしたら、クロスウォーム部はモリブデングリスを詰め込みます。他の所はグリスを「薄く」付けます。

ダイワのATDは出来ません・・・。

裏側も忘れずに。

後は、洗浄・グリスアップして組付けていきます。普段ばらさない所なので、基本グリスを使います。ベアリングはスプレー式を使い、内部までしっかりグリスアップします。カラー・ワッシャーを間違えない様に、部品分解図でしっかり確認です。特にラインローラー部は注意です。

シマノの一部のリールは、このベールバネの入れ方が特殊。

先に金属棒をベール裏側の穴に入れて、バネをドライバーで入れ込みます。

ハンドル部です。

ハンドルにベアリングが入ってるのもあります。

基本メンテナンスは、使用後水洗い→見える範囲でスプレーでオイルを掛けておく位なので、グリスアップをすると軽く回る様になります。

の筈が、なぜかまだしゃりしゃりします。うちの場合、掃除機をかけても猫の毛が手に付き、グリスなんかを使うと余計指に付くので、本体内にあるのかも知れませんね。