電子整備 その4 エラーコードその2
今回はBMWです。
鬼門ともいわれるBMW・・・。一度リセット失敗すると24時間しないと再チャレンジが出来なかったり、リセット可能時間にならないとリセット出来なかったり。
それでも、F01シリーズ辺りから少し高いもののスマホで簡易コーディングに因って、自分で色々いじれるのがいいのか、BMW好きが増えてきてる気がします。
専用コンピューター診断機はISTA+
エンジンチェックランプが点いてます。アプリなんかでもエラーーコードは出せますが、「診断」には診断用のコンピューターが必要となります。
キャタライザー不良です。
診断機だと「テストプラン」があり、悪い所が診断できます。が、これといった決め手がなく・・・。
判断材料は実測値になります。コンピューターに入る信号と、センサーから出てる信号を直接オシロスコープで見ていく事になります。
キャタライザーの効率が制御値を下回ってるというエラーです。下回ってるのはどういう状況か?推理する必要があります。
①、キャタライザーの浄化装置が機能してない→上と下のO2センサーの値がほぼ同じ
②、キャタライザーが詰まってる→排ガス圧力にエラーがある(ターボエンジンの為センサーあり)。
のどちらかと思われますが・・・。キャリイ・エブリィのDA64型は①が多く、キャタライザーのアッセンブリー交換が必要です。
今回は様子を見るという事で、エラーコードを消し込みまでで終了でした。
オシロスコープはPC接続で安いのが出てきて、個人で持つのも大分出来るようになりましたが、車様でなのでレンジを変える必要があります。
USB PCデジタルオシロスコープ+ファンクションジェネレータ+スペクトラムアナライザー PCSU200posted with カエレバ
USB PCデジタルオシロスコープ+ファンクションジェネレータ PCSGU250posted with カエレバ
CAN-BUSだと、2チャンネルのオシロスコープは必需品となります。これと、デジタルのサーキットテスタ(アナログは絶対にダメ)と検電器があれば、実測値に従って故障診断が進めていけます。
サーキットテスター 一体型検電器 光の色で電流向きがわかる検電器posted with カエレバ
kaise カイセ デジタルサーキットテスターposted with カエレバ
サーキットテスターには暗電流を調べるのに便利なクランプテスターがあれば尚便利ですが、使いやすいクランプテスター付きサーキットテスターは2万円以上・・・。あまり高望みはしない方が良さそうですね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません