ホンダ アクティ ヘッドガスケット交換 失敗編

プロでは中々ないのでしょうが、失敗もあるのでそれもブログに書いておきますが、写真の取り忘れが多いので文章中心ですけどね。

  まさかのボルト折れ    

エアー抜きが大変、と他の人は言ってますがそこまで大変ではなく、漏れが無いかとみてみると、何とオイル漏れが。

タペットカバーっぽいなあ、でもタイミングベルトカバーの下まで来てるからカムシールかもなあと思いながら、漏れ箇所の確認をしていきます。ついでにヘッドボルトのトルクももう一度見てみます。実は今まで使っていたトルクレンチ(中)が壊れてしまって、新たにデジタルトルクレンチを購入してたのです。

64N・Mなので、タイヤ用のトルクレンチ(大)でも良いかとも思いましたが、よく使う30N・M~90N・Mあたりのトルクレンチを買い足しました。流石に毎日使ってませんでしたが、10年以上使ってましたので寿命と思えば仕方ない年数でした。

面倒ながら、またエンジンを支えてカムカバーを外していくと、どうもタペットカバーからだけみたいでカムシールは漏れは無かったです。ヘッドボルトをトルクレンチで測るとやはりズレはなく、ロッカーアームのボルトも測りなおしてこちらもズレはなく、タペットカバーのトルクを測ってみようかとすると・・・。

漏れとは反対側のボルトを早回ししていたら、ぬるっと。思いっきり締め付けるタイミングでない所で、あっさりボルトがねじ切れました。これは、ボルトの特性なんですが、ボルトはネットなどの相手側との摩擦で緩まないようになってます。ここでオーバートルクで締め付けていると、緩めるタイミングでボルトが伸びているのも一因ですが、摩擦が大きい外側よりボルトの中心から回ろうとして緩めるタイミングでボルト折れが発生しやすいんです。今回は、伸びていたんでしょうね、早回しくらいで折れてしまいました。

このボルト折れの対応が出来るかどうかが、プロと素人の違いかもしれません。

ボルト折れが発生する位なので、タペットカバーは4本のボルトで止まってますが、4本のボルトを全部新品にします。

その前に、折れたボルトを抜かないといけないのですが、あれこれ手を打ってみます。

まず折れた部分が出てきていれば、ネジサウルスみたいな特殊なプライヤーで回して抜けます。

今回は完全に中に入ってました。その次にやったのは、ねじ切れたので山と谷になっているので、そこをうまく使ってちょっとづつでも回せないかというのをやりました。先が細いピックで回そうとしましたが無理で、その次はオートポンチの衝撃で回そうとしました。それも無理でしたけど。仕方ないので、山と谷になっていてセンターが出しにくいので、オートポンチと普通のポンチを使って、30発くらい打ち込んでセンターを出します。ここでインパクトドライバーで出て来る事もあるので試しますが、やはり出てこなかったです。

ここまで10時間位かかってますので、ピックとかでちょっとづつしか回せなくて折れたボルトがなかなか出てこないという事もありますが、写真のようにエキストラクター 逆タップで取り出す事を考えたら全然楽ですし時間もかからないです。

センターが出ているので、最後の手段で、電動ドライバーにドリルを付けて、先穴を開けていきます。電動ドライバーは5000円位の大きなハンドドライバーよりやや大きい位のドライバーでも穴開けは可能です。タッピングオイルと金属片が下に落ちないようにする対策が必要です。

下穴が開けられれば、この逆ドリル刃で出来たエキストラクターという特殊工具で回していくと、刃がどんどん食い込み最後は折れたボルトが緩む方向に回ってくれるので、写真のように折れた部分が出てきます。下に敷いた紙が無い状態ですが、実際にはちょっと堅めの紙を引いてました。

このレベルの充電ドライバーでも穴開けは出来ますから、持ってて損はないかもです。

あと、金属用ドリル刃やエキストラクターは、失敗する人用なので持っていると恥ずかしいという気持ちになります。こういう時は凄い頼りになりますけどね。

あと、四角のハンマーで打つタイプのポンチですが、場合によってはポンチをペンチで回していって折れたボルトが抜ける場合もあります。丸でなく、四角のポンチを買ってた方が良いかもしれません。

ボルトが取れたら、別のボルトでぐりぐりぐりぐりとやっときます。後は、タペットカバー パッキンを掃除してカムシャフト付近の漏れやすい部分に、シリンダーヘッド側に液体ガスケットを4か所塗り、ボルトを規定トルクで締めて終了です。9.8n・Mなので、ボルトのねじ山が最後までいったら終わりな感じですが、一応規定トルクで締めておきます。

因みにこのタイミングで、タイミングベルトのテンショナーを規定トルクで締めています。タイミングベルトを交換後、テンショナーをゆるめにしていて、クランクシャフトを6回転して規定トルクで締めたのですが、緩んでいる可能性も考え再度締めておきました。

実は、タイミングベルトセットをヤフーショッピングで買ったのですが、オリフィスとカムホルダー裏Oリングとタイミングベルトテンショナーのスプリングはセットに入ってなく、オリフィスとOリングは入ってないのは知ってたので購入してたのです。どうか、スプリングが壊れませんようにと祈りながら再利用しています。

本当は、こういう失敗が一番勉強になるので、ブログ化するのが良いんですけどね。写真を撮るという考えが出ないくらい、パニックになってたりするんですよね。次回は、バイクの修理と思いますが、もうかなり失敗してるので写真撮っておけばよかったと後悔しています。

Posted by DT50