電子整備 リプロ その1
最近の車は、昔のコンピューターと違いエンジン制御をリレーやLSIを変えることもせずに、制御回路を「プログラム書き換え」という手法でエンジン制御方法を変える事が出来ます。
リプロ=リプログラミング
最近はリコールはリプロが増えてきました。勿論、制御がプログラミング主体となってきてますので、エンジンだけでなくAT(CVT)やABS・パワステもリプロ対象となりつつあります。
話は少しズレますが、車を改造していくと、例えばエアクリーナーを空気を多く吸わせられるタイプに替えたとして、ガソリンと空気の量を純正制御から変える場合は追加基盤を入れたりとか簡単に出来なかったのですが、最近の車は制御プログラムを外部装置を使って純正制御から変更が出来るようになってきてます。
自分のZC31Sは、E-manageで補正してますがうらやましい限りです。
さて、今回はワゴンRのパワステコントロールのリプロです。診断機はスズキ専用のSDT-2というので作業します。因みにZC31Sにも繋いでフィードバック領域を調べた事があります。
スズキ車に乗ってないから知らなくていいという人も居るでしょうが、中々リプロをしてる最中は見ないと思し、スズキ車のは簡単に終わるので我慢して見て行って下さい。
最初に車と診断機を繋いだら、「診断」から入ります。
車台番号を入力して診断していきます。
赤いのが内部エラーです。今回は「AC」が入ってますがこれば日射センサーで、日陰だと必ず入るエラーなので無視します。そして、今回パワステのリプロなのでパワステのバージョンを確認して一旦閉じます。
リプログラミングなので、再設定用のプログラムをダウンロードする為スズキ専用のサイトに行きます。一般の方お断りですので、中々見れない所です。
車両情報を決定させて、
パワステコントローラーの項目を選び、
細かい型式からまたまた選択し、
リプロが展開できるのは1つなので、2個リプロが有る時は2回作業します。
プログラムを展開しておきます。
展開が終わると再度SDT-2をもう一度立ち上げ、リプロを選択します。
展開したプリグラムと同じ物を選択します
そうすると繋ぐ機械を聞いてきて
あとは指示通りに「次へ」を押していき
車も操作します。
後は待ってるだけで
完了です。後は外して終了です。写真を撮りながらなので30分程掛かりましたが、コンピューターが固まったりとかしない限り15分程で終了です。
こうしてみると、車もどんどんコンピューター化してると感じられるかと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません