リールのオーバーホール その2
雨で釣りに行けない時は、釣りDVDでも見ながら釣り道具の手入れです。
ダイワのリールの注意点
今回はフリームスのATDでマグシールド付きのオーバーホールになります。分解・組み立てはシンプルな構造なので簡単ですが、ATDとマグシールドは取扱注意なので気を付けて下さい。
当然、自己責任でお願いします。
シマノと違って、悩む箇所は少なくばらしやすいです。
ここのロックが解りにくいと思います。小さいので紛失注意。
ここに小さいピンが入ってますので、こちらも紛失注意です。
ピンを抜き、ガイドを外し、下のネジと六角ナットを外すとスプールが外せます。
スプールを外すとマグシールド部が出て来ます。オイルまみれになりますので、キッチンぺーパーを多めに用意して拭きながら分解していきます。
この隙間のオイルが、磁性流体オイルで「一般市販は無し」というオイルでダイワでの有料オーバーホールが前提となってます。
ネジを外しカバーを外すと中の部品を出す×2回で、簡単にばらせます。
この長い棒がメインシャフトになります。
横のネジを3本外すとサイドカバーが外せます。
後はベアリングを外して分解すると・・・、ってここで問題発生。
錆びなのか、ベアリングが抜けない!
半分オーバーホールへ
抜けないものはしょうがなく、このまま出来る範囲でオーバーホールする事に。
やすり掛けすると外せたかも知れませんが・・・。
シールドベアリングは専用洗浄器で洗った後、こうやって片方に力を入れ隙間を作ってグリスアップします。
この隙間から、ピン等を外しパーツクリーナーで綺麗にしたら、このギヤ部はモリブデングリスでグリスアップします。ベアリングはスプレー式のグリスです。
モリブデングリスはもう一か所、マグシールド部の最奥のこのギヤにも塗ります。
ガイド等もグリスアップし、磁石も入れてネジ止めしていきます。
実はネット(某オークション)にてマグオイルが売られています。そこで購入して、この磁力が効いてる隙間に入れていきます。オイル自体は少量ですが、熱に弱いので暑い車内でに入れて移動すると、オイルはリール内部で飛散しますので何度も追加する事になります。
続いてATDのドラグ部ですが、このフェルトにATDの肝となる特殊グリスが染み込ませてあるので、フェルトだけはそのまま触らず他の部分は洗浄してグリスアップして組付けます。
ここもダイワならではで、分解・グリスアップは楽勝です。フリームスなので、ラインローラー部は簡単なカラー方式ですので、こちらも分解・グリスアップは簡単です。
ハンドル部です。この中にネジが入っています。分解すると、洗浄・グリスアップして組付けます。
分解・組付けは簡単ですが、安いフリームスだからか腐食・錆びが見受けられました。釣行後に水洗いはしてましたが、シマノでは見られない腐食や汚れ貯まりがあり、オーバーホールの必要性を感じさせられます。
それでも、シマノとダイワのどちらを選ぶ?と聞かれると、個人的にはダイワのマグシールド付きが良いです。
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